読書記録
1ヶ月くらい前に栗原康『はたらかないで、たらふく食べたい――「生の負債」からの解放宣言』(タバブックス)を読んだ。現在は筑摩書房から増補版文庫が出ている。 いかんせんしばらく前に読んだので、内容もおぼろげなのだが、これをひとつの(裏)日本思想…
弥生美術館で開催中の「大正の夢 秘密の銘仙ものがたり」展に行った(会期:2023年9月30日(土)~12月24日(日))。前期の展示は見られず、後期の展示を見た。 (引用)アンティーク着物ブームの牽引役として登場した〈銘仙〉(めいせん)。大正から昭和初…
体調が終わっているがとりあえず積読を一冊消化した。以下は読書メモ。 我々がふだん◯◯力、××力と囃し立てている「能力」は実際のところなんなのか?考えたことはあるだろうか。 例えば、今働いている職場では「優秀」とみなされ、以前働いていた職場では「…
先月の小旅行先でジオ・ポンティのレプリカタイルを自分へのお土産として購入した。ジオ・ポンティとは誰か、ということで『建築の皮膚と体温 イタリアモダンデザインの父、ジオ・ポンティの世界』をざざっと読んだ。 「イタリアンモダンデザインの父」であ…
パウル・クレーの入門書として新藤真知,2011,『もっと知りたい パウル・クレー 生涯と作品』(東京美術)を読んだ。ニワカ勉強の一環。いくつか個人的に重要だと思った点を書き残すことにしたい。 1)まず、その作品におけるチュニジア経験・体験の影響につ…
倉林秀男『英文解釈のテオリア――英文法で迫る英文読解入門』Z会を4章の途中まで読む。これはかなり目からウロコが落ちるというか、齢○○にして自分のふだんの英文の読みの雑さに対して反省せざるを得ない。具体的にどこがどういうふうに……と言われても困るが…