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X(旧Twitter)の避難所

20230510

 先月からちまちまと読んでいた倉林秀男,2021,『英文解釈のテオリア――英文法で迫る英文読解入門』Z会.をいったん通読した。
 愛城華恋(『少女☆歌劇レヴュースタァライト』)が戯曲スタァライトを自分で翻訳し直すシーンがあったと思うけど、「愛城華恋も『英文解釈のテオリア』読むと良いよ……いや読んだのかな……」と半分雑念混じりで読んでいた。
 各章の要点や細かい感想は省くが、英文法の知識に基づいて英文を構造的に読む癖を付けることをあらためて意識させられた。
 学部以降の勉強において、こまめに文法書、辞書類をめくることの重要性や習慣化を口を酸っぱくして言われてきたような気もするが(言われてこなかったかもしれない、どっち?)、それを怠ってきた自分にとっては、その手前で何度でも立ち返ることのできる教材としてありがたいと思う。
 基本的には、高校で習う重要なトピックに基づいて書かれているはずなので、できる・できないは別として、少し懐かしい気持ちにもなった。というか、やはり昔苦手だった事項については今も苦手……とも思った。自分なりに噛み砕いて説明できるくらいになるには、まだ相応の時間がかかる。
 次に何を読むか……となった時に、著者・出版社の想定するルートではないかもしれないが、同じ著者の『オスカー・ワイルドで学ぶ英文法』(共著)を読んでみたい。
 あとは、やはり英文における旧情報/新情報の出し方について。これをもう少し意識できる、自分向けの何かがあれば……と思った。